日本一敷居の低いアート番組

【なんて美だ】

贋作作家　ハン・ファン・メーヘレン

「ありそうでなかった主題」

フェルメールの作品(宗教画)の贋作には

カラバッジョ風とか、

細やかな設定を追加して、鑑識者をも騙した。

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炭素鑑定をくぐりぬけるために、古材、古い絵画を購入し、絵具を剥がして、そのカンバスを利用した。

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「権威によって騙す」

当時は、特に、研究者による真贋の決定力が大きかった。

なので、多くの人に協力させ、権威を納得させた。であろう。

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メーヘレンを贋作に掻き立てた理由。

「自分を評価してくれない美術界を逆恨み」していた。

美術界には、

憎愛・縁故など、複雑な事情があり、それを、メーヘレンはバラしてしまったため、アート界から干されてしまった。

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成程ねー。

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「美術研究者は、実在する　【本物】のみしか研究してはいけない」

という、基本的なルールがある。

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贋作者に狙われたゴッホ

●スタイル・様式・筆致などが個性的で真似しやすい。

●死んだ後に、値段が急騰した

●生前、世に出ていない作品が多かった。

●同じ主題をモチーフにした作品が多かった

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なるほど。

私的な気持ちとしてはさ、贋作ってさ、やっぱ、才能が無い人が作るんだよね。

それだけの話だよ。

自分の絵が描けたら、それで勝負するもんね。どんなに、美術業界が認めてくれなくてもね。

それには時間も金もかかるって話なのかもしれない。

まあ、オマージュ的(作家や作品に対する【敬意】や【自分の脳に影響を与えてくれた感謝】を示す作品)な作品というのもあるし、ヨーロッパでも、日本でも、伝統的な画題というものもあるからね。

同じ画題で絵を描けば似てしまうのは普通である。

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アタシの作品にも、パクリ品が多いって思う人が多いかもしれないけれども、それ(パクリ品)は、意識して作っている。

解かりづらい、現代美術という作品例を、有名な人の代表作(のパクリ品)を通して、多くの美術に親しみの無い人に、現代アートの伝導をすることが目的である。

美術館には、小学校の遠足で行ったキリという人しかいない現実だ。

アートや、現代美術に対する、基本的な理解力とか、知識、アートに対する情報量などを増やす、とか、底辺の底上げもしないと、私が作っている作品も理解されないという絶望的な現実に対する、ささやかな抵抗である。

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「もし、その贋作が(寛次郎の)本物として世に残ることがあれば、その作品も優れている。」

と、河井寛次郎先生は、話されていた。

横山大観先生も、自分の作品の偽作品も、自分の作品として鑑定書を出していたという噂もある。

寛次郎先生は、天然だけれども、大観先生の場合は、「ニセ」と判断されたその作品の持ち主の経済的損失への配慮だと類推している。

どちらの先生も、現実の持ち主に対する配慮が、真贋よりも優先したということだろうと思う。

私は、この話は、美談だと思っている。